【授業をのぞいてみよう】
11月8日(金)
動物看護総合学科 ・動物健康美容学科 1年生
アニマルセラピー講演会
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本日の講師は、国際セラピードッグ協会の創始者であり、音楽家でもある大木トオル先生です。
東京からオンラインで登壇いただきました!
国際セラピードッグ協会は殺処分寸前の犬たちを保護してセラピードッグとして育成し、社会福祉に貢献することによって「殺処分0」を実現するために活動しています。
大木先生は、アメリカに渡り、音楽の道で成功を収めつつ、セラピードッグの活動を始めました。
日本とアメリカでセラピードッグの普及に尽力し、セラピードッグ訓練カリキュラムの考案者でもあります。
また、動物愛護活動にも情熱を傾け、国際的な社会福祉学者としても尊敬されています。
動物と心の触れ合い。セラピードッグとは?
セラピードッグって知っていますか?
病院や高齢者施設で、患者さんの心と体を癒してくれる特別な犬たちのことです。
実は、セラピードッグになれる犬に、特別な犬種は必要ありません。
普通は2年以上かかって、しっかり訓練を受けますが、保護犬や雑種の犬でもなれます。
ただし、なるまでの道のりはとても大変。「45個もの試験に合格しなければいけないことに驚いた」と学生。
セラピードッグが生み出す変化に驚く学生
セラピードッグがいると、驚くような変化が起きます。
「不登校だった人が学校へ行くようになったり、笑顔になったり、痛みが改善していくのを見てとても感動した」
特に認知症(アルツハイマー病)の患者さんへの効果に学生も驚いていました。
「セラピーのおかげでアルツハイマーの方の記憶が上がり、取り戻すこともある」という事例も報告されているそうです。
セラピードッグは時として、人間の先生にもできない特別な癒しを提供できます。
「人間への恐怖心を克服して、障害を持つ人などを救ってきたセラピードッグたちをすごいと思いました」
チロリの物語。捨て犬から日本初のセラピードッグへ
日本で最初のセラピードッグになったのが、”チロリ”というわんちゃんです。
音楽家の大木トオルさんと出会うまで、チロリは捨て犬でした。
「虐待を受けていた過去があっても、原因となったことに慣れてもらうということができることを知った」と新しい発見も。
「1度人間に裏切られたチロリが15年間もの間、セラピー犬として活躍していたのは、大木さんとチロル両方のたくさんの努力があったから」と、その偉業に感心していました。
ペット業界人として、動物との関わり方を考える
セラピードッグの活動は、動物愛護の気持ちも高めています。
「命あるものは幸せになる権利がある」という大木さんの言葉に、多くの学生が深く共感していました。
人と動物の絆がどれだけすごい可能性を持っているかを改めて認識した学生たちでした。
「殺処分ゼロ。大きな課題だと思います。だけど誰かが声を上げ、行動しないと始まらない」と学生。
「動物関係の仕事に就きたいと思う人たちだけでなく、家族として迎えたい人も、考えてない人も、もっと動物について学んだり考えていく必要がある」
一人一人の思いと行動が、社会を変えていくきっかけになると思います!
▽大木先生のドキュメンタリー動画。国際セラピードッグ協会の取組みが紹介されています。
※【CHIRORI CHANNEL チロリチャンネル】一般財団法人 国際セラピードッグ協会 公式CH
動物看護総合学科 動物看護セラピー専攻の「東京セラピー研修」
動物看護総合学科では、愛玩動物看護師国家資格取得に加えて、動物介在療法(AAT)や動物愛護に関する知見を深められる「東京セラピー研修」で今回ご紹介した国際セラピードッグ協会のセラピードッグ育成施設も実際に訪れる予定です!
セラピードッグ育成施設(国際セラピードッグ協会提供)
AAA(動物介在活動)実習として高齢者施設や保育園などの福祉施設への訪問も定期的に行っています。
動物が好き!動物に関わる仕事をしてみたい!
そんな方はぜひオープンキャンパスで授業を体験してみてください。
高校1・2年生や社会人の方、保護者様も参加できますので、ご家族やお友達とお気軽にお越しください。
学校生活や就職について先生や在校生に聞くこともできますよ。
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